ベビーウェアリングとは?
Babywearing = ベビーウェアリングとは、「道具(抱っこ紐やおんぶ紐)を使って、抱く人と赤ちゃんが心地よい密着感で抱っこやおんぶをすること」です。
赤ちゃんを抱っこやおんぶをすることによる様々な効用について提唱したアメリカの小児科医シアーズ博士(William Sears)が1985年頃よりベビーウェアリングという言葉を使いはじめました。
現在、欧米を中心に抱っこやおんぶについて医学的・生理的側面から研究され、安全のための適切な姿勢があることや、親子の絆形成に効果があることが発表されています。
抱っこ紐やおんぶ紐を「赤ちゃんを運ぶ」ためだけに使うのではなく、「赤ちゃんと一体」になったようにスキンシップをとりながら共に過ごし活動することで、親子の絆をより深めることができます。
ベビーウェアリング先進国のドイツでは一般的な子育て支援に加えて、NICUなど医療現場でも取り入れられています。現在、日本では一部の子育て支援、訪問看護の現場などに取り入れられてます。
ベビーウェアリングコンサルタントとは?
ベビーウェアリングを養育者や医療従事者、子育て支援者へ教授するベビーウェアリング・コンサルタントは抱っことおんぶに関する専門知識と実践方法を学び、親子の絆を深めることを目的として抱っこやおんぶの悩みに応える「抱っこ紐の専門家」です。
ベビーウェアリングを実践することで、赤ちゃんが落ち着く、緊張の強い赤ちゃんが緩む、養育者の自信へ繋がることを実感しています。
抱っこやおんぶは赤ちゃんとの生活に欠かせないものであるにも関わらず、養育者であるお父さん、お母さんが抱っこやおんぶについて学ぶ機会は、産前・産後を通してほとんどないのが現状です。
道具の使い方一つで、赤ちゃんとの関わりが楽しくもなり、また辛くなってしまうこともあります。これから子育てをする身近な方へ、抱っこやおんぶについて困った時に相談できる人や場があることを知っていただきたいと思い、活動を続けています。
親子の絆を深めるベビーウェアリング
抱っことおんぶの相談室は「Hug×Smile×Care」を大切にしています。
Hug=抱きしめる、抱きしめられる、Smile=笑顔で見つめ合う、Care=赤ちゃんも自分も他者からケアされる必要のある大切な存在、という意味を込めました。
赤ちゃんにも大人にもやさしい抱っこやおんぶから、幸せな時間を作るお手伝いをさせていただきたいと思っています。